いいからアウトプットだ!!インプットだけでは足らん!! 樺沢紫苑さんの「読んだら忘れない読書術」
自分も本を結構読むほうだと思っています。
面白かったストーリー形式の小説なんかは、面白いポイントがあるので結構長いこと(面白ければ)記憶に残っていたりします。
しかし、これがビジネス書とか、知識本みたいなことになってくると、読んだはいいけど、内容覚えてないな。
あの本何書いてあったっけ?というようなことがよく起こります。
この本にその正体が書いてありました。
本書でも学生時代の英語暗記を例にとり説明してあります。
確かに学生時代、ひたすら何かを読んで覚えようとしました。
じゃあ、それでその内容覚えていたのかっていえば、当然のごとく覚えてませんでした。なので試験前は必至になって勉強をしていたわけなのですが、その例をとれば人間は読んだだけでは内容を覚えておくことは難しいのだということです。
じゃあ、その時何をやったかといえば、試験問題を解いたり、何かに書いていたわけです。
本書ではこの行為をインプットとアウトプットというような形で表現しています。
インプットだけでは覚えておけないので、アウトプットという形で何かに書いたり、問題を解いたりして記憶に残そうとしていたわけです。
インプットされてから3回のアウトプットで記憶に残るといわれているらしいですが、
とにかく内容を繰り返し、外に吐き出すことで記憶して定着することになるそうです。
さて本書の題名通りこれを本に置き換えてみると、確かに本を読むという行為はかなりやりますが、それを人に話したりブログに書いてみたりすることはやったことはありません。
当たり前ですが、学生時代と同じく、それよりも低い意識で読んでいるのに覚えられるはずもありません。
というところで、なるほどーと思わされた一説でした。
本書によれば、
①読みながら気になったところをメモする
②本の内容を人にはなす。すすめる
③本の感想や気づき名言を発信媒体で書く。ブログとかfacebookとか
④書評をブログとかfacebookに書く
といいらしいです。
というわけで書いてみたという形になるのですが。
それを意識して読んでみると、特に気になるところはなかったということもしばしばですが、良い本に出合える確率事態、低いのかもなーと思わされたりします。
これまで多くの本を読むことへの自己満足感に浸っていましたが、
結局覚えてないし、あまり行動に移せてないなというところで気づきがありました。
ちなみに意識しすぎても本を読むこと自体への敷居を上げてしまって楽しみが半減したので、なんとなく、お、これいい言葉だと思った時には軽くメモする程度にしています。
読書をしていく上で読んでおくと、これまで読み流すだけであまり効果になっていなかったところから、いい方向に変わるかもしれません。
まあ、自己満足感に浸ることも悪いことではないし、むしろやってやったぜ感もあるので自分はその感覚、今でも好きです。